文化と政治の問題

バンクーバー五輪 露選手の大胆な衣装に豪先住民が反発

来月12日(日本時間13日)に開幕するバンクーバー冬季五輪に向け、フィギュアスケートのロシア選手が披露した大胆な衣装が物議を醸している。モデルとされたオーストラリアの先住民は「侮辱だ」と反発し、開催国カナダの先住民団体も「本当にがっかりした」と声を上げた。

ロシアペアに他意はなく、反発には困惑しているというが、欧州選手権の優勝で「すべてが計画通り。五輪が楽しみだ」と自信も見せている。演技内容の変更は日程的にも難しく、このまま五輪に臨む可能性は濃厚で、さらに論議を呼ぶのは避けられそうもない。

http://sports.yahoo.co.jp/news/20100125-00000003-maip-spo.html

アボリジニの人たちが反発するのは当たり前のことでしょう。
あまり政治的な発言はしたくないですけど、ロシアペアの認識の甘さには非常にがっかりさせられます。
そう思いながらも、このもんだいは非常に複雑でデリケートな問題なので、一概に善し悪しを決めることができない。


こういう「文化を語る権利」や「文化は誰のものか」を巡る問題は政治的な問題になるので、今後の動向に注目したいです。
過去にもオリンピックの開催等をめぐっていろんな動きがあったので、この事例がどうなるのか、気になるところです。