今日いただいた本

アメリカ史研究入門

アメリカ史研究入門


昨年お世話になった先生からいただいた。
昨年度末で退官なされたが、今年度も少しだけお世話になったアメリカ史の先生。
僕自身の専門はアメリカ史ではないにも関わらず、温かい目で見ていただいている。
何だったら先生の専門のアメリカ史の方々からは嫌われる学問分野で研究しているのだけれども。


しかしまぁこんな出来の悪い学生のために、分筆担当された本を謹呈していただけるなんて、本当にありがたい。
実は今度ちょうど買おうと思っていたところ、本当にありがとうございます。
あと、筆者紹介に目を通して気づいたのですが、退官後は名誉教授になられたそうで、こんな先生のお世話になったなんて信じられません。
弟さんは古代文明を発見された方だし、なんとまぁ凄い兄弟なんだろう・・・と、思わされました。


中身の方はと言うと、通史編とテーマ編で分かれており見やすい。
しっかりと先行研究があげられているのと、史料(資料)ガイド的なものも充実していて非常に助かります。
学部生への入門書と言うよりかは、これから研究を本格的に始める人向け、といった感じでしょうか。
編者が有賀先生と油井先生、紀平先生といった日本有数のアメリカ史研究者。
筆者もそれぞれの時代・テーマの専門分野の人が書いているのはもちろんなのですが、筆者の「スタンス」を考えると、本全体を通していいバランスなのでは?と感じました。
「伝統的な学問」をされている先生から、「新しい研究」をされている先生まで、そう言う点からもいろいろと感じるところがありました。


こんなに素晴らしい本を謹呈していただき、ありがとうございます。